- 学科の合格は独学で大丈夫だろうか。
- どのくらいの時間勉強が必要なのか。
- 資格取る意味あるかな。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
1.独学でやるべきこと、3選。
2.1日2時間半の勉強時間の確保。
3.年収が大幅アップ。
一級建築士試験を受けた経験から
この記事を書いている僕は、一級建築士の資格を取るのに5年かかりました。
学科試験2回、製図試験3回受けています。
こういった僕が、一級建築士試験の取得に最適な方法を解説していきます。
独学でやるべきこと、3選。
その①:スケジュール設定
一級建築士の学科試験は、覚えることが多いため、ある程度の期間が必要になってきます。
そこで、スケジュール管理が合格にはかかせないのです。
スケジュール設定が必要な理由。
- ゴール地点の確認
- 1日の勉強量を知る
- スケジュール管理がしやすい
僕もはじめて学科の試験を受けるときは、まずスケジュールから考えました。
何かしらの受験を経験している人なら、なんとなくわかるところですよね。
ゴール地点の確認
まずは、試験まであとどのくらいの日数があるのかを確認しましょう。
どれだけ日数があるかで1日の勉強時間の長さが変わります。
1日の勉強時間を知る
試験まで1年ある場合だと1日1時間半、半年だと3時間くらい必要です。
理由はのちほど説明します。
スケジュール管理がしやすい
これは言うまでもないですが、自分の立ち位置が明確になります。
1ヶ月、3ヶ月と経ったときに、どのくらい点数が変わっているかで、
その後の勉強時間が変わってきます。
その②:過去の問題(最低でも7年前くらいから、10年前がベスト)
どんな試験でもそうですが、過去に出た問題がある程度試験には出てきます。
一級建築士の学科試験の場合は約75%が過去問題。
過去問題60%、過去問を少しかえた問題20%、新傾向20%とこんなかんじ。
仮に過去問題が全部とけたとすると、満点が125点なので、94点とれます。
あとは新傾向問題を25点中、6〜8点とれれば、合計で100点以上。
平成23年〜令和2年までの合格点は87点〜97点なので
100点とれれば合格です。
わたしも過去問題の勉強のおかげで、学科は2回受けましたが
(製図試験で3回失敗したため)どちらも一発で合格しております。
1回目、平成27年 94点。(合格点92点、ギリギリ)
2回目、平成30年 97点。(合格点91点)
その③:建築関係の出来事のチェック
なんだか面倒なかんじがしますが、そんなに難しいことではないので。
朝とか勉強の休憩のときに、スマホのニュースとかで、建築関係の記事がないか
チェックする、それだけです。
新傾向問題対策ということですね。
その①、その②で95%は合格できるレベルになってきますので、
残りの5%は建築の新技術やどんな建物が賞を受賞しているかなどを
チェックするといったかんじです。
実際に重要なのは過去問題をすることですね。
1日、2時間半の勉強時間の確保
学科試験は125問で100問正解が最低ライン
学科試験は覚える量が多いので、継続して勉強する事で成果が出るます。
試験までの残り日数によって勉強時間は変わってきます。
わたしの場合は、試験までの期間は8ヶ月ほどありましたので
一日1時間半〜2時間の勉強が必要でした。
「毎日残業で忙しいくて、1日2時間も時間がとれない。」という気持ちもわかります。
実際、8ヶ月間も毎日2時間は難しいかもしれません。
そこは臨機応変に、1週間で14時間と思えば、土日に5時間、平日1時間で
15時間になります。
一番大切なのは継続して勉強をすることです。
仕事のスケジュールに勉強のスケジュールも一緒に書き込むことをオススメします。
例えば、仕事を青色、勉強を赤色でスケジュールを書くなど
一日のスケジュールが書けるスケジュール帳がいいですね。
しっかりと継続できれば、合格間違いなしです。
なぜなら、特別あたまがいいわけではない、わたしが合格しているのですから。
当時のわたしは「こんな広い範囲を覚えていけるだろうか・・」と思っていました。
1ヶ月、3ヶ月と少しづつ点数が上がってくることで、自信がつき、継続していくことができました。
一級建築士の問題は一つ、一つはそれほど難しい問題はありません。
ほとんどが、知っているかどうか、がポイントです。
なので問題をこなした量が、重要になってきます。
また、ある程度問題をこなしていくと、ひっかけや、読み間違いを誘うような問題がけっこうあります。(特に法規)
問題になれることも大事ですが、問題文を読み飛ばすのだけはやめましょう。
年収が大幅にアップ
一級建築士の資格をとることで年収がアップします。
一級建築士の平均年収は、およそ702万円(2020年3月厚生労働省)
比べて、二級建築士では、およそ500万円と言われています。
その差は約200万円となります。
単純に、20年で4000万円、30年で6000万円もの差になります。
この結果から考えても、一級建築士の資格は若いうちにとった方がよくないですか。
老後2000万円問題など、老後の不安がつきまとう今、早めに収入を上げるための行動を起こすことをおすすめします。
まとめ
独学でも一級建築士の学科試験は合格できます。
日々の積み重ねが大切なことは、理解していただけたと思います。
ただし、期間が長いのではじめのうちに無理をしてしまうと、続かなくなってしまいます。
自分に合ったスケジュール作りを早いうちにすることが大切です。
一級建築士の資格をとることで収入が大幅にアップするので、今すぐ行動に移すことをおすすめします。
また、どうしても自分ではスケジュール管理などがうまくできないようなら
資格学校に通うのも、一つの方法です。
資格学校は学費が高いですが、一級建築士になれば収入アップにつながるので
挑戦してみてはどうでしょう。
コメント
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